活動日誌−愛西市議団
【16.08.03】鳴り物入りの企業誘致
市の投資回収に34年
日本共産党の河合かっぺい議員は、愛西市が最重要課題として進めている企業誘致について、その市税からの負担を確認し、愛西市の市税の使い方についての優先順位の見直しを求めました。
平成35年までに
市の負担は4億円
経済建設部長は、平成26年から平成28年までに、埋蔵文化調査費用、土地測量鑑定関係費用、排水路の付け替え工事など、約2億円の負担。また企業誘致の奨励金は、約1億5千万円の負担。その他の未完了工事分が5千万で、合計4億円の市税からの負担となると答弁。
そして、「固定資産税の収入が、5000万円と仮定すると8年で回収できる計算となる」と答弁しました。
しかし、河合議員の「固定資産税の増収分のうち、地方交付税が減額される金額と、市の収入として留保される分は」との質問に対し、財政課長は「75%分は、地方交付税から減額される」と答弁。
良いことづくめ?
愛西市の企業誘致
地方交付税の減額分を考えると、留保資金は、固定資産税を5000万円と仮定すると、1250万円となり、回収するのに平成62年までかかる多額な費用となることが、河合かっぺい議員の質問で明らかになりました。
解説
過去から多くの議員が「企業誘致を求めれば愛西市は良くなる」と質問してきましたが、河合かっぺい議員の質問で企業誘致はバラ色ではないこと。税金をつぎ込んでもその回収までに34年もかかることが明らかになりました。