活動日誌−真野和久
【11.08.28】要援護者避難支援&避難所運営訓練
避難が困難な方をみんなで協力して避難
今日は市の防災訓練でしたが、今年新たに取り組まれたサブ会場(佐屋保健センター)の「要援護者避難支援&避難所運営訓練」に参加しました。
「要援護者避難支援訓練」は、震災などの災害時に、自分だけでは避難が難しい「要援護者」を地域で協力して避難してもらうという訓練です。
今回は、佐屋保健センター近隣の自主防災会と老人クラブの協力で行われました。老人クラブの方20名が、「要援護者」役で、自主防災会の方50名が「支援者」役で行われました。
「要援護者」「支援者」をそれぞれ2つのグルーブにし、1つ目のグループが最初に避難、2つ目のグループは、取り残された方から連絡を受けて避難の支援に行くという設定でした。
避難してきた「要支援者」には、バイタルチェックを保険師さんが行いました。
協力して避難所運営
避難支援訓練に続き、避難所運営訓練が行われ、私は、避難所運営のコーディネーターとして協力しました。
避難当日に担当職員と協力しながら避難者が自分達で、避難者名簿を作り、避難所のルールを決め、トイレなどの環境を整備するものです。
まず、避難所生活についての説明をおこない、その後、各自主防災会のリーダーの方で避難所運営委員会を作ってもらい、ルールづくりや、避難所スペースの確保、仮設トイレの設置、支給品の仕分け、避難者名簿の整理などを分担して行いました。
いい体験になりました。
訓練参加者はみなさん真剣に取り組んでいました。
市の職員も、バイタルチェックの中で、服用薬がわからないなどの課題がでて、保健師さんが緊急時に備えて、余分に薬をもつようにして、避難の時にもってきてもらうようお願いするなど、訓練の中で課題が明らかになりました。
避難所運営でも、参加者から「施設の安全確認がされてから避難所が開設されることを知った。ふだんから市民に説明しておくべき」などの意見がでました。
良い訓練だったので、今後も他の地区でも続けてもらえたらと思います。