市政の動き−議会&市政報告

【16.08.26】佐織未来をひらく会が平和のつどい

市内被爆者が講演

佐織未来をひらく会(佐織革新懇)は、8月21日(日)、勝幡コミュニティセンターで「平和のつどい」を行いました。
 今年は、愛西市在住の被爆者の加藤浩さんに「70年を経て思うこと」をテーマに講演を聞きました。
 その後、原水爆禁止世界大会(広島)の参加した荻巣照男さん(日本年金者組合佐屋支部、須依町在住)と、高坂守さん(愛西北年金者の会、勝幡町在住)が報告を行い、最後に、戦争時代に食べていた「すいとん」で食事会を行いました。

  原爆投下後5日間、広島へ

 善太新田町在住で91歳の加藤浩さん(写真)は、衛生兵として原爆投下の翌日から5日間、広島で救援活動をされました。
 その時の様子を「先に救援に入った人から、絶対に水をやったらいかん。水をやると死んでしまう」と言われたことや、広島市内の「元安川は死体の山」だったなど、生々しい体験が語られました。
 自分の軍隊の体験から「軍隊はひどいところだ。朝まで眠れない」「軍隊は、わら人形の練習はしない。中国人の民間人を連れてきて訓練していた」「南京で南万人も殺した。骨が出てきた」「軍隊はあくまでつくってはいかん」「戦争だけは絶対にいかん」と思いを語られました。

 放射能はこわい!
  
  地下へ埋めても生きている

 核兵器についても「放射能こわい」「プルトニウムは処理することを考えないといけない」「政府は地下に埋めてセメントで固めるといっているが、放射能は生きている。鉄や土が乾いて出てくる。何をやってもダメだ」「元の核を処理することが大事」と語られました。
 アメリカのオバマ大統領の広島訪問について「オバマさんはよく日本に来てくれた。勇気があった」と感想を述べられました。


祖父の被爆体験を卒論に

  お孫さんも発言

 いっしょに参加したお孫さんの愛葉由依(22歳)さんは、大学の卒論で「被爆体験」について書き、祖父(加藤浩さん)が生々しい話はなかなか語ってくれず、2か月聞き取りしたことや、若い世代が、あまり政治的な考え方が好きでないので、若い人がとっつきやすい方法で、様々なテーマが選べる人類学を選択して卒論をかいたこと。若い世代の関心をもってもらうために、動画やSNSを活用したら、一つの継承活動になっていくと愛知県の被爆者の会の方に言われた」と話されました。

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すやま初美